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気づきの書評(29)「エディ・ジョーンズとの対話「コーチングとは信じること」生島 淳


2012年4月にエディー・ジョーンズ氏が日本代表ラグビー(ヘッド・コーチ)に就任してから3年、W杯ではジャパンをいかに勝利へと導くのか。「コーチングでいちばん重要なのは、選手に自信を持たせることだ」と語っています。すごいですね。ラグビーの日本代表のワールドカップ勝利。しかし、コーチや選手はすごい自信を持って、プレーしていて、それだけの練習をしていたからと話しています。わずか4年間で、それほどの自信を選手に与えたエディコーチは何を、指導したのでしょう。まず彼は、「コーチングはアートである」と述べています。

(引用元:「エディ・ジョーンズとの対話「コーチングとは信じること」)

選手一人ひとりにとって、なにが必要なのか、それを見極めるのがコーチングにおける「アート」なんです。選手個々の能力を引き出すためには、どのようなコミュニケーションをとるべきなのか。それこそ数かぎりないケースが考えられるわけです。その見極めにこそ「アート」が生まれる余地があります。

実際にグラウンドでは、下位10%の選手たちを中位にひきあげるのに、時間を割き、それを半分の5%に減らすことを目標にしているそうです。なぜなら上位の選手は自分たちでやるから。

1.規律と楽しさは矛盾しない

リクリエーションは、遊ぶことではなく、「再創造」の意味。それは、人間がクリエィティブに生きていくためになるために必要な活動。日本のスポーツは、あまりに精神的な決まり、軍隊的な均一性に重視するあまり、自由な行動を抑えていると説明します。楽しくなければハードワークはできない。勉強にも同じことが言えますね

2.コーチは優秀なセールスマンである

戦略を立てて、選手に実践させるのはコーチの仕事だが、選手たちに理解してもらうには、「セールスマンの素質」が必要だと説きます。特に理解力の乏しい選手には、説得するのではなく、売りこまないといけないらしいです。説得する、や「いう通りにやれ」ではなく、魅力的プランとして売り込まないといけないということですね。昔の運動部では、監督・コーチはスパルタで、絶対でしたがすごい違いです。

3.勝つためのポイントに数字を使いこなす。

また、日本人は身体が小さいので、パスの回数を増やし、スペースを作ることが大事、そのために、どこにボールがあってもスペースを作り、所有率を高める方法を目指させたそうです。スペインのサッカーのように。ボールの保持時間を増やし、「パス11に対してキック1の割合」がベストだと分析して徹底させました。その結果、 日本は、1試合で最大225回のパスを回し、2位の南アフリカ代表は90回なったそうです。今回もパスの精度がすばらしかったですね。

そのほかにも

4.異分子を投入して組織に刺激を与える。

同じようなタイプの人間ばかり集まると、時間が経つにつれて緊張感が失われてしまいかねない。スクラム、眼の視野の拡大、メディカルなど専門分野のナンバーワンを集めました。また、「コーチは知識が全てではない。最後はキャラクター」など、これまでの日本のスポーツ・リーダーシップのトップダウン理論と全く反対のこともおもしろいですね。

いかがですか?

強みに絞って、効果的な練習させることで、自信を植え付け、正規の番狂わせを起こさせました。しかし、その裏には、緻密なサイエンス(数値化)とアート(個別のプレーヤーにベストの指導法)のすばらしいバランスがありました。みなさんも、非常に高い目標に対して、エディだったらどうするか、まずそこを考えてみませんか?

#気づきの書評

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