気づきの書評(8) 「全員経営」
野中郁次郎先生の理論である、経験値、暗黙知をどう共有して形式知にしていくのかを、具体的にJALやMUJIの具体例をかかげながら、説明しています。特に、全員経営でありながら、自律的な動きを求めるには、暗黙知・経験値を共有し、全員が会社のフィロソフィを理解して、共感していくための仕組みと目標が不可欠であると述べています。また、釜石の奇跡である学校の防災教育が、自立的に成功した例としてあげられています。衆知を集めることは実行して続けていくことが非常に難しく、現在のダイナミックで速い市場では、マニュアルを作ってもすぐ陳腐化しています。会社の暗黙知のNAVERまとめでもあればいいのですが。