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気づきのキャリア(20)誰も気づいていないあなただけの真実はなにか


誰も気づいていない、誰も同意しない、あなただけの真実はなにか(ピーター・ティール)。環境が激変し、昔の成功体験が意味をなさなくなるなかで、この真実を自信をもっても言えるかが、これから非常に重要でしょう。私が、インテル時代非常に尊敬するマーケティングのディレクターがいました。日本人ながら、はじめてアメリカの本部で事業部長になった人間です。彼は、そのあとも外資系の要職を経た後、60歳近くでパン屋になったのです。2年間のパン学校やパン屋の修行をはじめ、ブランドをつくり、今では鎌倉駅の前にビルをたてました。彼の確信は、CPUもパンもレシピ(配合)が命であり、最高の配合で最高の素材さえつかえば最高のものができるという信念です。パン屋に参入するには、機械などの資本がいるのですが、それは彼はストックをもっていたのと、マーケティングの知識がある人間がパン屋には少ないので競争に勝てるというのが、彼の分析でした。彼がパン屋を始めた当時は、みんな「なんで?」とおもったのですが、彼には勝算があったのです。

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