気づきの映画(13) 「セントオブウーマン」
偏屈で盲目の退役軍人フランクが傍若無人に振る舞うのは、軍人時代にはめをはずしすぎた結果失明し、情けない姿になった自分を嫌い、自暴自棄から来ている。名門高校のチャーリーは、フランクの自殺旅行について行き、孤独を知り、友情が芽生え、自殺を思いとどまらせる。チャーリーは、全校生徒...
気づきの映画(12) 「インサイドヘッド」
少女の頭の中に存在する5つの感情の中で、成長と共に得るものと失うものがあるが、その悲しい思い出があるからこそ、人の優しさ、温かさを感じる事が出来る。成長する時に、それはどうしようもない、避けることは出来ないこと。成長と共になくなってしまい、決してまた手に入れることは出来ない...
気づきの映画(11) 『ディアボロス/悪魔の扉』
悪魔の弁護士と、正義の弁護士との葛藤ドラマですが、現実と夢の中で、欲望とエゴ、プライドがさまざまに絡み合います。全く、現実味はない話を、一気に映像で見せるのは秀逸です。最後に、目覚めると、もう一回、最初ににもどるのですが、心を入れ替えたケビンに、悪魔のミルトンがまた出てきま...
気づきの映画(10) 「ミラクル」
1980年のアイスホッケーアメリカ代表で、ミネソタ大学ヘッドコーチであるブルックスが、オリンピックで勝つ為だけの専用のチーム(天才的な選手は使わない。短期決戦のスタミナのため、NHLというプロがあるのに、無名の大学生を使い、選手を限界以上まで走らせる)をつくる。チームはゴー...
気づきの映画(9) 「赤ひげ」
黒沢監督の人間ドラマです。主人公は、最初は赤ひげのやり方が理解できません。自分の出世欲やエゴが出てしまうのですが、市井の人の気持ちに触れるうちに、人々を助けたいという気持ちの方が強くなって、最後は出世よりも診療所で人々をを助けることを選びます。リーダーの無欲の生き様が、部下...
気づきの映画(8) イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
「チューリングマシン」というコンピューターの前身を作った、アランチューリングの物語です。あまりに頭が良すぎて、自分のやり方がベストだと思っているので、チームのメンバーへの気を使い方がわかりません。それでも、メンバーに気をつかう必要があることに気づいて、彼はメンバー一人一人に...